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最近は、仕事のことがていっぱいで自分の健康に無頓着・・・
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カラダの痛みがいつまで続くのか不安・・・
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ダイエット中の停滞期が不安・・・

あなたが不安を感じたときにやるべきでないことと、その不安を解消する方法を3つ紹介しよう。

「暗い部屋」にいないほうがいい

不安で仕方がないとき、カーテンを閉めきった薄暗い部屋で、ひとりで思考を堂々めぐりさせていないだろうか?

「このあいだ上司に〇〇って言われたけれど、あれってどういう意味だったんだろう。私のやり方がダメだったのかな……それとも上司の機嫌が悪いだけだったのか。私のことが嫌いだったりして……」と、休日に昼になってもベッドから出ず考え続けてしまう。

不安なときにやりがちなこの過ごし方には、問題点がある。じつは、不安に陥っているときこそ、暗い場所にはいないほうがいい。

というのも、いつまでも暗い場所にいたままだと、セロトニンという神経伝達物質が脳内で十分に分泌されないから。

セロトニンには精神を安定させる働きがある。セロトニンの分泌量が低下すると、同じく神経伝達物質で、喜びや快楽をつかさどるドーパミンや、恐怖や驚きをつかさどるノルアドレナリンなどを制御できなくなり、それらのバランスが不安定になる。その結果、不安やうつなどの精神症状が出てしまうのだ。

そこで、不安になったときでもセロトニンの力で気持ちをコントロールできるようになるために実践してほしいのが、太陽光を浴びること。脳幹に数万個あるセロトニン神経は、目の網膜に入った太陽光の刺激がスイッチとなって活性化し、セロトニンを分泌する。

「運動不足な生活」はやめたほうがいい

不安な気持ちが強くあるときには、外へ出るのもおっくうになりがち……。

しかし、そういうときこそ、運動不足のままでいるのはよくない。


というのも、運動、なかでも「リズム運動」が不安解消に効果的だからだ。運動を意識的に行なうとセロトニンの分泌量が増加しやすくなる。結果として、脳で感じるストレスを上手に受け流すことができる。

おすすめなのがリズム運動だ。

リズム運動とは、たとえばウォーキングやジョギング、サイクリングなど、日常生活で無理なくできる軽めの運動のこと。これを、1日5~30分程度の短い時間でもよいので、毎日継続して行なうことが大切。

ただし、人が多い繁華街や駅周辺などを歩くだけだと、周囲の刺激で心が乱されてしまいセロトニンの分泌は促されない。つまり、通勤やショッピングは適さない。

「栄養バランスの悪い食事」はやめたほうがいい

不安な気持ちでいるときには、食事にもなかなか気を配れないかもしれない。

たとえば、大事なプレゼンが翌日に控えていて、緊張して食べ物が喉を通らない……なんてこともあるかもしれない。

しかし、不安なときこそ、栄養バランスの悪い食事はやめたほうがよい。

ここで言う栄養バランスの悪い食事とは、セロトニンをつくるもととなる「トリプトファン」という必須アミノ酸が欠けている食事のこと。前述のとおり、セロトニンがつくれなければ、不安を解消できないのは当然。

必須アミノ酸とは、体内で合成できないアミノ酸のこと。つまり、トリプトファンは食事で摂取するしかない。
トリプトファンが多く含まれる食材は、カツオやマグロ、納豆や豆腐といった大豆製品などがおすすめだ。