ダイエットの成功率はご存じでしょうか?

統計データによるとダイエットを成功し、リバウンドもせずに維持できるのは全体の「わずか1%」・・・。

リバウンドはダイエットを行う上で、みなさんが想像している以上に大きな問題となっているようです。

せっかくスリムになっても数年で元通りというケースが多いのが現実・・・。

リバウンドの原因についてみていきましょう。

また、リバウンドしにくいライフスタイルについても併せてご紹介します。

リバウンドの原因になりやすい要因

「ヘルスコーチが一般人を対象にダイエット始動したら」という、以下の内容を調べた研究があります。

  1. 被験者の食事やライフスタイルを調べる
  2. それぞれのライフスタイルがリバウンドに与える影響を調べる
  3. リバウンドに影響する要因を特定したら、その要因を別の分析に加える

その結果、リバウンドの原因になりやすい要因となったライフスタイルは以下の3つだったようです。

  • 外食回数の増加
  • 魚の消費量の低下
  • 運動量の低下

「座りっぱなしの時間の増加(運動量の低下)」が体重のリバウンドと相関があり。

「低脂肪食品の摂取量の低下」と「砂糖入りドリンクおよびデザートの増加」が体重のリバウンドと相関していたそうです・・・。

ダイエットした体重を維持するには?

以上の結果を踏まえ、リバウンドしにくいライフスタイルを目指すなら・・・

  • 外食はなるべく控えて自炊をする
  • 魚を積極的に摂取する。おそらく、魚の摂取量が少ない方では、他の動物性タンパク質(牛肉や、豚肉)をその分多く摂取するようになるためではないかと考えられます。魚介類に比べて、お肉、特には、牛肉、豚肉はgあたりの脂質の量がとても多くなっています。動物性たんぱく質の摂取は…魚>鶏肉>豚肉>牛肉という優先順位で日常的に食べるように心がけましょう。
  • 運動量の低下は、週に1~2回ジムへ通うだけでは改善されません。日常的な運動量を上げるのにおすすめなのが、座らないこと。1週間、1カ月と長いスパンで見ていくと、週1~2回のトレーニングよりも日常生活をどのように過ごしているかの方がウェイトが大きくなっていきます。

ダイエットのカギ…NEAT(ニート)とは?

NEATとは「Non Exercise Activity Thermogenesis」の頭文字をとった言葉で、“非運動性活動熱産生”を指します。

NEAT(非運動性活動熱産生)は、トレーニングや、ウォーキングなどではなく、運動以外の身体活動によってエネルギーが消費される量のことを指します。

例えば、週2回の2時間のトレーニングをジムで行った場合、活動量の大きい時間は…

2時間 ÷ 24時間 × 7(1週間)=2 / 168時間

つまり、2/168・・・わずか1%しかありません・・・。

すなわち、直接的な運動での消費量の影響力はごく僅かということになります。

もちろん、トレーニングにより、筋量の改善、血行促進、運動機能障害の改善により代謝をアップすることは可能です。

しかし、直接のカロリー消費はというと、トレーニングをしていない時間の方が圧倒的に長いということです。

それよりも、トレーニングをしていない、その他の時間の活動量を上げることで消費量を上げていきましょう!

というのが、このNEATの考え方となります。

ちなみに、体重60kgの人がオーソドックスな運動を1時間行った場合の消費カロリーを以下に記載します。

※消費カロリーの計算はコチラを参考にしています。 https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228741

  • ストレッチ:145kcal
  • ウォーキング:271kcal
  • ウェイトトレーニング:378kcal
  • 山登り:410kcal
  • ランニング:567kcal

続いて、生活の中での消費カロリーを以下に記載します。

  • 座っている:63kcal
  • 立っている:113kcal
  • 階段を上る:252kcal

見ての通り、「座りっぱなし」と、「立っている」のとでは活動量に1.8倍もの差があります。

例えば、お仕事で「8時間座りっぱなしの人」と、「8時間立っていた人」とでは、消費カロリーは、1日で400kcalの差が生じます。

これが1週間続くと・・・2,800kcalの差、1カ月では11,200kcalの差が生じることになります。

1kgの減量を行うのに7,200kcalと言われているので、1カ月続けると、1日に「8時間立っていた人」は1カ月で食事内容を変更しなくても1.5kg分の減量ができることになります。

少しづつでも、座っている時間を立位に置き換えるのが重要

いきなり、8時間も立っているのは難しいと思うので、

TVを座ってみているくらいなら立って見たり・・・

スマホゲームを寝転がってやっているのを立って行ってみたり・・・

読書をするなら立って行うというルールを作ってみたり・・・

できることから、少しづつ変化させるのをおすすめします。

個人的には在宅ワークのパソコン作業を、「スタンディングデスク」で行うのをおすすめしています。

私の場合は、疲れたらハイチェアに片側のお尻だけ引っ掛けたり、片足をステップに上げて、姿勢を変化させています。

長時間、直立不動だとさすがに疲れますからね(^^;)